遺言書は、所定の方式どおりに作らなければ効力が発生しません。そこで、法律に定められた方式で作ります。
しかし、遺言者は、どのような気持ちで遺言書を作ったか、どのように受け止めてほしいか等、気持ちも遺言書で家族に伝えたいものです。
そこで、注目されるのが付言事項です。
付言事項とは、遺言書に補足として遺言者の思いを遺すためのものです。感謝を伝え、財産を分けた経緯を家族に伝えるものです。
付言事項そのものは、法的効力を持っていません。あくまで気持ちを伝えるものです。
最近の遺言書では、この付言事項を付たものを多く見かけます。今日は、いくつか例を紹介します。
1.△△男、これからもがんばれ!
家族のみんないい人生をありがとう。お前たちのような良い家族に恵まれ、私は幸せでした。これからもみんな仲良く過ごしてください。
2.遺産を同じように分けたいというのが私の思いです。多少の違いがありますが、平等な気持ちで渡しました。
等、様々な例があります。
遺言書は、心のこもったものを遺したいものですね。弊所は、満足いく内容の遺言書作成を全力でサポートします。
(信)